EQって知ってますか?
最近、怒りっぽい私に主人が「EQ高めるように努力したら?」と言いました。
「EQって?」と思い調べたら、生活していく上でIQより大事な能力だと思ったんです。
EQとは?EQが高い人、低い人の違いは?EQ指数がわかる診断テストをご紹介します。
EQってなによ!
EQとは、米国の心理学者ダニエル・ゴールドマンDaniel Goldmanが,著書『Emotional Intelligence』の中で提唱したことがきっかけとなって広まった概念である。
頭の良さを表す「IQ」に対し、『Emotional Intelligence Quotient』の略で、「心の知能指数」を表している。
感情コントロールや、対人関係スキルなど「感情」という視点から指数を測定。
EQの構成要素は『自己認識』『自己管理』『社会的認識』『人間関係』の4つ。
これらの要素をどのくらい備え、バランスよく持っているかによってEQの高さが決まります。
では、EQとは具体的にどういった内容で、また、EQの高い人と低い人はどう違うのでしょうか。
EQの低い人の特徴
自己中心的な言動が多い
自己中心的になってしまうというのは、相手の気持ちを考えられないからです。
EQの低い人は相手の気持ちを考えられたとしても、まずは自分の感情が先立ってしまいます。
感情をぶちまけるのはスッキリするかもしれませんが、その言動で人に迷惑かけたり、人を傷つけてしまうことは後々ストレスになる行為です。
目先のことだけを考えず、後々自分が立ち回りやすい行動を取る方が賢明です。
怒りっぽく協調性に欠けている
EQの低い人の特徴としては、感情的になりやすいというのもあげられます。
EQの低い人は喜怒哀楽が激しく、感情を抑えることが難しいため、自分の欲求で周りのことが全く見えなくなってしまいます。
ちょっとしたことが火種でイライラするようなことがあれば、攻撃的な言葉を口にしたり、物にあたって周りの人に威圧感や恐怖感を与えてることも気になりません。
怒りで狂ってる人を街中で見たことはありませんか?
大声でわめいてる姿は滑稽でもあり、大変迷惑です。
怒るべき理由があったとしても、周りの人のことも考えましょう。
プライドが高く謙虚さに欠けている
変なプライドを持ってる方が多いのも特徴です。
そのプライドというのは、人と比べて優越感に浸るというものです。
自分より下だと判断した人には冷たい態度を取るのもEQの低い人の特徴です。
人と比べてもキリがありません。上には上がいます。
人と比べるため、常に満足感が低くなってしまいます。
自分は自分。目標を持ってそれに向かって頑張る方がネガティブマインドから脱することができますよ。
人に厳しく許すことができない
自分のミスはうやむやにして何事もなかったかのようにするわりには、他人のミスに厳しい傾向があります。
わざと失敗する人はいません。
自分もミスすることがあるのに他人のミスを咎めてしまうのは、自分の首を絞めることにもなります。
EQの高い人はミスをしたことを反省し、教訓にすることはあっても、ミスそのものを必要以上に責めることはありません。
起きてしまったことに止まっていても何も解決策にはなりませんよね?
ミスが起きてしまったことに苛立ち、相手を執拗に責めてしまうと結果として、良好な人間関係を構築することができなり、パフォーマンスが高い仕事ができなくなってしまいます。
EQの高い人の特徴
自己分析ができていて批判にも冷静に対処できる
EQの高い人は自分に対して冷静です。
何が得意で、何が苦手かを認識しているため得意なことで能力を発揮し、苦手なことはもっと頑張って高めようと努力する気持ちを惜しみません。
人に批判された時にも「嫌がらせだ!」「目の上のたんこぶだから嫌味を言われてる」と屈折した考えは持ちません。
素直に「この人はなぜこんなことを言うのだろうか」と受け止め、改善していこうと考えます。
短所を放置してる人と、短所を改善しようとしてる人、どちらが人間力に優れているでしょう?
真実を告げられると、傷つきますし逃げたくなりますが、真摯に受け止めるのがEQの高い人の特徴です。
感情をコントロールできポジティブ
EQの低い人は喜怒哀楽が激しいのが特徴でしたが、EQの高い人はネガティブな感情をあらわにしません。
それは常に周りのことを考えてるからです。
怒りなどのネガティブな感情を表に出したからといって、物事が改善されないことも、相手を不快な気持ちにさせることも予測ができてます。
ネガティブな感情を抱かないということではありません。
そんな感情が芽生えても自分なりに対処し、ポジティブな気持ちに変換するのに長けています。
常に平常心でいることで、物事を冷静に対処し、的確な判断を下すことができるためミスも減ります。
偏見がなく聞き上手
EQの高い人は自分の意見を持ちつつも相手の意見にも耳を傾けます。
「自分はこうだ!」という確固たる信念を持つのも大切なことですが、それだけではただの頑固者。
人間関係を円滑にするのに、確固たる信念が妨げになることもあります。
考えが柔軟なため、自分とは違った意見でも聞きいれることができ、新しいアイディアが生まれ、高い相乗効果を得ることができます。
聞き上手で、オープンマインドなため、人によく相談を持ちかけられたり、好かれる人が多いです。
精神面が強い
挫折にも屈しない強い心を持っています。
目標を立て、それに向かって努力したものの失敗に終わる結果になることもあるでしょう。
そんな時「頑張ったのにできなかった」「タイミングが悪かった」と自分の力足らずを棚にあげたり、運のせいにして挫折してしまうのがEQの低い人です。
EQの高い人は、たとえうまくいかなかったとしても挫折経験から色々なことを学び、それを今後に活かしていくことができる強い心を持っています。
失敗は成功の元。
運やタイミングで成功した場合、必ずうまくいかなくなる時がきます。
失敗体験をも味方にでき、常に前を向くマインドを持ってるのがEQの高い人の特徴です。
言い訳をしない、自分が間違っていたときはキチンと謝まる
EQの高い人は自分が間違っていると気が付いた時に言い訳したり、他人に責任をなすりつけようとしません。
言い訳や責任転嫁をしても自分を誤魔化してるだけで、自分の成長を妨げることに繋ががるからです。
言い訳を探し自分を正当化しようとするのは、相手との仲にも摩擦が生じます。
正直に謝罪して、迅速に軌道修正を行う方が効率が良いため、自分に不備があった時は素直に謝るのです。
EQを高めるためには
まずは聞き上手になろう!
人の話を聞くようになると、いろんな人の考えを知ることができます。
EQの構成要素の一つ『人間関係』を円滑にするのは人に興味を持つこと。
人は興味を持ってくれてると思うと、心を開きやすくなります。
心を開いた相手には、相手のことを思って行動できるものです。
興味のない話、興味のない人の話を聞くのは苦痛ですが、EQを高めるトレーニングとしてやってみましょう。
『自分とは考え方が違う』と思っても否定しないのもEQを高めるコツ。
一旦胸にしまい、相手がどのような思いで話したのか考えてみましょう。
そうすることでEQ指数を高められます。
相手の良い部分を見つける訓練をする
人と良好な関係を築くのは相手の価値観や感情を理解することが必要不可欠です。
ですが、最初っから「この人なんだか苦手〜」と思ってると関わりたくないと思ってしまいますよね。
関わらなくてもいい相手ならいいのですが、仕事関係の人だとそういうわけにはいきません。
人との信頼を生むためには互いの『尊敬度』が重要になります。尊敬されることはもちろん大切ですが「相手を尊敬している」ことが 互いの素直な感情表現に結び付きます。
嫌なところしかない人のことは尊敬できないですよね。
100%の悪人を探す方が難しいものです。
いいところを一つでも見つけることができると接し方も変わってくるはずです。
あなたが変われば相手の態度も柔らかくなるでしょう。
人は『認めてもらいたい』という気持ちを持っており、認めてくれる人には心を許しやすくなるものですよ。
1日の行動や感情を紙に書く
レコーディングダイエットというものもありますが、紙に自分の行動や感情を書き出すというのはEQを高めるのに効果的です。
紙に感情や行動を書くことで客観視でき「なぜこの言動でこんな気持ちになったのだろう」と自己分析できるからです。
意外と紙に書いてみるとネガティブな気持ちになったことも大したことなかったりするので、ネガティブマインドから脱することもできます。
相手が言った言葉を書いてみるのもいいでしょう。
書くことで「なぜ、このひとはこんなことを言ったのだろう?」と多方面から考えることができ、今後どのように接したら良いのか見えてくることもあります。
怒りの感情をコントロールする『アンガーマネジメント』も書き出すことで「なぜ怒ってしまったのか」と怒りの理由を考えるきっかけにもなります。
人に不快感や威圧感を与える『怒りの感情』もこの方法によって気持ちを整理させることがでます。
何事もポジティブに考えるようにし、感謝の気持ちを言葉にする
EQの高い人は、他人の表情や感情を読み取り、他人の立場に立って行動することができる思いやりの心を持っています。
ちょっとしたことでも感謝の気持ちを言葉にして、伝えるようにしてみましょう。
ポジティブな気持ちを常に持ち続けるのは、EQを高めるために欠かせないことです。
「これがダメ、あれも足りない」とダメ出しするのではなく、ささやかなことでも嬉しいと感じ、感謝する気持ちを心がけるだけで毎日が楽しくなります。
天気が良くても「気持ちの良い晴天だ」と思い、天気が悪い日は「雨が降らないと水不足になる」と思えば、真逆のことでも感謝する気持ちが芽生えます。
そして「ありがとうございます」という言葉は人の心を温かくしてくれます。
ポジティブワードを発するだけで、ポジティブな人が集まってきます。感謝の気持ちはEQを高めるのに効果的な方法です。
EQ診断テスト
そもそも自分ではEQ指数がどんなものなのかわからないですよね。
2つのテストをご紹介!
EQ測定
こちらのテストは、文章を読み4択の中から選ぶテスト。
日頃出くわしにくいシチュエーションの回答を求められるため、私は時間がかかりました。
4択の中には答えがなかったりすることもありましたが、近いもので選びました。
診断結果は200点中100点。
半分という結果でしたが、これで普通ランクらしいです。
ちなみに小学校5年生の長女は200点中120点。ま、負けた・・・
成熟した考えの持ち主だそうです。
あなたの完成指数が分かるEQ テスト!
こちらのテストは画像を見て『この人はどう思ってるのか』というのを直感で答える方法。
診断結果はA+でした。優れたEQ能力を持ってるという結果に。
2つのテストの診断結果はこんなにも異なるというのは、相手の表情を見て判断する方が人の心を考えられるのかもしれません。
言葉は裏をかいてしまったり、真意はこうなのかな?と深読みする癖があるからかもしれません。京都人なんで(笑)
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まとめ
成功者はIQよりEQが高いそうです。
IQが「脳の知能指数」を表しているのに対して、EQとは、「心の知能指数」を表すもの。 EQの高い人は、自分自身のことをよく理解し、相手の立場に立って、思いやりの気持ちをもって人と接することができるため、多くの人と良好な人間関係を築くことができるんでしょうね。
近年ではIQが高くても、EQが低い人は社会では通用しないとも言われてます。
IQなら一寸の狂いのない機械に任せることもできますが、EQは機械にはできない部分です。
仕事、結婚生活、友人関係、恋愛関係、親子関係、いかなる場合にも必要不可欠な人間関係。
EQが高い人は仕事だけでなく、プライベートでも充実した日々を過ごすことができると言えるでしょう。
EQを高めることで人間性に磨きをかけてみてはいかがでしょうか。
EQに物申す!
とはいえ、感情というのはとても繊細なものです。
主人はEQテストで180点もの高得点を得ました。
感情を取り乱すことはほぼなく、会社でもうまく立ち回ってるようです。
ですが、私に対する態度はどうでしょう。。。
EQが高い人はEQが高い接し方もできるけど、低い接し方もできるということです。
こんな事をしたら、こんな事を言ったら、相手がどう感じるか理解できない人はEQが低いと言えますが、そうなるとわかっていて心無い言葉をいうこともあるということです。
どうしてわかっていながら言うのかというと、心のバランスを崩していたり、甘えが生じるからでしょう。
常にEQの高い状態ではないという表れでもありますが、いつも自分の感情を我慢して余裕ブッこいてるのは疲れますよね。
そして、相手との関係性が密なほど、期待度が高いほど、相手の気持ちを思いやれなくなってしまいます。
自分を理解して欲しいという気持ちが前面に出てしまうからです。
EQが高い状態を保つのは、相手と適度な距離をとり、感情的にならないことじゃないでしょうか。
でも親しい存在だからこそ、感情的にもなってしまう。
遠いと分かち合えず、近いと傷つけ合う。なんとも人間関係って難しいですね。
コメント
EQですか、初めて聞きました!
私は低そうですね~!まぁIQも低いですけど~(^^ゞ
ケンさん、初めて聞きました!?
いろんな造語が出てきますよねー。
洞察力ありそうなのでEQ高そうですけどね!
テストやってみてください^ ^
こんにちは!
私もEQ、聞いたことはあったかな、という程度でした。
ちなみにテストは上が80点、下はA+でしたよ。
たまもりさんと似てますね(笑)
私は感情が結構態度に出るタイプなのですが、
今後はEQを意識して人間関係を円滑にしたいと
思います(´-`)
るりさん、こんばんは(о´∀`о)
EQ聞いたことあるんですね!
テスト結果がるりさんと近くて安心しましたww
感情態度に出るタイプなんですか?
私も一緒です!とくに旦那には(笑)
娘の野外学習で使うタオルを使ったことで怒ってしまいました・・・
「洗濯終わったのにどうすんの!間に合わない!」って。
手洗いしたから間に合ったので、そんな言い方しなくても良かったと後悔です( ´Д`)
EQ高めたいです。。。